OpenSceneGraphのインストールで各種パッケージをインストールするのは大変です。
対象OSはCentOS 7です。
一つ一つパッケージを確認しながらインストールしていると、何時間掛かることでしょう?
ということで、私がインストールしたyumコマンドを以下に記録しておきます。
まとめてインストールする手順を以下に記します。
前提として、gccやqtが入っていることとしますが、入っていない人のためにこんな感じです。
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# yum install gcc gcc-c++ qt qt-devel qt-settings qt-x11 |
epel リポジトリをインストールします。
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# yum install epel-release.noarch |
つづいてnux-dextopをインストールします。
ffmpeg関連のインストールを行うための下準備です。
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# rpm -Uvh https://li.nux.ro/download/nux/dextop/el7/x86_64/nux-dextop-release-0-5.el7.nux.noarch.rpm |
そして最後に以下のコマンドで一気にパッケージをインストールします。
個人個人の好みに合わせてインストール対象を調整してください。
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# yum -y install asio* jasper* collada* boost* minizip* giflib* curl* libcurl* libxml2* gdal* libgta* ffmpeg* gstreamer-ffmpeg* SDL SDL-* SDL2 SDL2_image SDL2* gstreamer1* poppler* libtiff* liblas* libvnc* nvidia* librsvg2* gtkglext* OpenEXR* xine-* fltk* wx* cmake cmake-gui |
概ね必要そうなライブラリは全てインストールしたつもりです。
これで大分楽になるはず!
あとは、OpenSeceneGraphのソースをダウンロードして、通常どおりにコンパイルとかやれば概ね大丈夫でしょう!
では、ソースをダウンロードします。
今回は、Stable Releaseを利用します。
下記URLでダウンロードします。
https://www.openscenegraph.org/index.php/download-section/stable-releases
gitでインストールするなら、適当なディレクトリへ移動してから以下のコマンドを実行します。今回は、/homeで作業を行うことを前提にします。(cd /home で移動してください)
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# git clone --branch OpenSceneGraph-3.4.1 https://github.com/openscenegraph/OpenSceneGraph.git |
これで/home/OpenSceneGraphが出来上がっています。
ccmake-guiを起動します。
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# cd /home/OpenSceneGraph # ccmake-gui . |
ccmake-gui画面で、「Configure」やって「Generate」を行います。
※エラー内容には注意すること。
※EXSAMPLEを必要とする場合には「BUILD_OSG_EXAMPLES」をチェックすることを忘れずに。
これで準備は完了!山は越えました!!
構築に入ります。
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# make # make install |
これで構築は完了しました。
データなどを揃えてお試しください。
足りないライブラリとかパッケージがあれば、どなたかコメントしてください。
このコマンドを書き換えて楽になりたいです(^^;
インストールの詳細は以前に書いた下記の内容をご確認下さい。