本記事に辿り着いた方に、本記事では、CentOSのインストールそのものに関する記載を行っておりません。
CentOS 8のインストールを実施しようとして、以下で説明する事象が原因でインストールが実施出来無い人向けの案内になります。
CentOS 8のインストールそのものは、従来のCentOS 7以前で行っていた要領と変わりはありません。
VMware Workstation Pro 1.5 にCentOS 8.1911をインストールしようとしています。
ダウンロードに相当な時間を費やして、やっとダウンロードが終わり、さてインストールしようと起動したところ以下の画面で終わりました。
画面下の方に「Pane is dead」と表示されて終わっています。
海外のサイトには対策が書かれているのですが、実際面倒な感じです。
たまたま見掛けた資料で、これが手っ取り速く出来そうなので試してみました。
ついでなので、インストール手順から始めます。
まずは、公式サイトからISOイメージをダウンロードしておきます。
公式サイト:https://www.centos.org/
VMwareの画面上で、「New Virtual Machine Wizard」を選択し、インストール設定を進めます。
「Typical」でも「Custom」でもどちらでも良いのですが、今回は「Typical」で作業を進めます。
次の画面では特に変更をする必要がなければ、そのままNextで次へ進みます。
先程ダウンロードしたISOイメージを起動時に使用するよう指定します。
ここでユーザ名とパスワードを聞かれるのですが、実際意味はありません。
適当な名前とパスワードを入力しておけば良いようです。
(多分、使われません)
仮想マシンを管理するための名前と、そのファイルを指定します。
ご自身の環境に合わせて記載してください。
仮想マシンに割当てるCPUコアを指定します。コアの数と同時実行のスレッド数を指定するようなイメージですね。Total processor coresが仮想CPU数と考えるとしっくりくる感じですね。
仮想マシンに割当てるメモリ容量を指定します。
最初なので、2GBを指定していますが、後で変更することが可能です。
ネットワークアダプタの設定をしています。
通常のPCだと、物理的なソケット(LANコネクタ)の数は1つだと思いますが、仮想OSが使用する場合、そのソケットをどういう風に繋ぐかを決める必要があります。
VMwareでは、仮想OSにも独自のIPアドレスを与え、且つ、外部とのインタフェースも実現しようとする場合、ブリッジ接続が良いようです。
VMwareのネットワーク設定にはいろいろとあるので、それは別途調べてみると良いでしょう。ここでは、省略します。
ストレージの接続をしてしています。
あまり気にせずに設定しました。
こちらも同様です。オススメに従いました。
仮想マシンを複数のファイルで構成するか、それとも1つのファイルで構成するかを問われています。
用途に依って違いがあると思いますが、シンプルにシングルファイルで構成することにしています。
仮想マシンのファイル名を指定しています。
適当に指定すれば良いでしょう。
最終確認です。間違いがなければ続行しましょう。
起動が開始されインストーラが起動します。
ガーーーーン!
止まってしまいました。
多分、ここを訪れる多くの方はこの問題に捕まったのではないでしょうか?
インストールなんて、インストーラ起動したら後はどうにでもなりますからね(TT)
同士の皆さん、ここからです!
本ページの最初でもお伝えしたように、「Pane is dead」と表示されて画面が固まっています。ここから先に進むことが出来ません。
この問題に引っ掛る方は、VMwareのユーザに限定される可能性が高いです。
実際、VirtualBoxや実際のマシン(Phisycal Machine)では発生していないはずです。
初期段階で設定を変更出来たのかも知れませんが、ここで一度パワーOFFをします。
VMwareの画面で、「Edit virtual machine settings」を開き、設定変更を行います。
「CD/DVD」が2つ登録されていることが分かります。
この不要な「CD/DVD」が悪さを引き起こしている原因です。
こいつを削除します。
再起動してみましょう。
出ました!CentOS 8のインストーラを起動させるための画面が表示されました!!
後は、従来通りにインストールを進めるだけです。
CentOS 7以前のインストールを体験されている方であれば、何等の変更も無いように感じるでしょう。
ということで、以下省略します!