最近、日本語のインストール手順を記したサイトを確認したりしながら思うことがあります。
オリジナルサイトに英語で記述されている手順も確認する必要がありますね。
ということで、オリジナルサイトのインストール方法は下記のURLから確認してください。
多分、このURLから辿る感じですが。。。
https://www.zabbix.com/documentation/current/manual/installation/install_from_packages#from_distribution_packages
バージョン5.2をRHEL/CentOS/Oracle Linuxに入れる場合はこの辺りかな?
https://www.zabbix.com/download?zabbix=5.2&os_distribution=red_hat_enterprise_linux&os_version=8&db=mysql&ws=apache
ということで、順次始めて行きます。
まず、以下のインストールを行っておきましょう。
- Apache
- PHP 7.2以上
インストールと設定
上記で記したオリジナルサイトへアクセスして、対象を選択します。

少し画面をスクロールしてリポジトリのインストール方法を確認します。

リポジトリを追加して、dnfのキャッシュをクリーンしてます。
1 2 |
# rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/5.2/rhel/8/x86_64/zabbix-release-5.2-1.el8.noarch.rpm # dnf clean all |
zabbixサーバとフロントエンドとエージェントをインストールします。
1 2 3 |
# dnf install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-apache-conf zabbix-agent <<省略>> 完了しました! |
結構色々とインストールするみたいで、少し時間が掛かります。
途中、確認メッセージが表示されますが、全て「y」で答えれば大丈夫だと思います。(自己責任で)
データベースの設定
MariaDBの設定を行います。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
# mysql -uroot -p Enter password: MariaDB [(none)]> create database zabbix character set utf8 collate utf8_bin; Query OK, 1 row affected (0.709 sec) MariaDB [(none)]> create user zabbix@localhost identified by 'password'; Query OK, 0 rows affected (0.396 sec) MariaDB [(none)]> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost; Query OK, 0 rows affected (0.359 sec) MariaDB [(none)]> quit; Bye # ※passwordには、適当に変更してください。このpasswordは後で使用しますので、記録/記憶しておきましょう。 |
データベースの初期設定やスキーマが準備されていますので、それを以下のコマンドで設定します。
1 |
# zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql*/create.sql.gz | mysql -uzabbix -p zabbix |
最後に、設定ファイルにデータベースのパスワード設定を行えば、初期設定は完了です。
/etc/zabbix/zabbix_server.confにデータベース作成時に使用したパスワードを以下の様に設定すれば完了です。
1 |
DBPassword=password |
サービスの登録
サービスを登録します。
色々サービス起動させるんですね。
1 2 |
# systemctl restart zabbix-server zabbix-agent httpd php-fpm # systemctl enable zabbix-server zabbix-agent httpd php-fpm |
最後に確認します。
http://IP_address/zabbix
こんな画面が表示されれば成功です。

ログインまでの各種設定
まずは日本語にします。

前提条件がOKになっているか確認します。

Zabbixデータベース接続設定。こちらではデータベースへのパスワードだけ入力します。他はそのままで大丈夫でしょう。

サーバの詳細でも何もすることないです。

GUIの設定が出来るようになっていました。
タイムゾーンとデフォルトデータを変更してみました。

最後に確認ですね。

これでおしまい?

最後の設定が完了すると、ログイン画面が表示されます。

初期のユーザ名はAdminで、パスワードはzabbixです。
さて、このままでは正常に動作しません。
「zabbixサーバが動作していません・・・・」みたいなコメントが表示されます。
SELinuxに影響されています。
本家の設定内容にも記載がありますが、以下の設定を行います。
1 2 |
# setsebool -P httpd_can_connect_zabbix on # setsebool -P httpd_can_network_connect_db on |
Apacheを再起動します。
1 |
# systemctl restart httpd |
これでSELinuxを有効にしていても、zabbixを使用することが可能です。
せっかくの監視システムですから、セキュリティにきちんとしておきたいですからね。
MySQLインストールしてないのに、どうやってインストールしたの?
これでほんとにできたの?
まほう?
ご指摘ありがとうございます。
MariaDBが入っている環境でやった時の記録になってますね。
そもそも扱っているのはオープンソースなので、参考にされるのは構いませんが、こちらから無理にお願いしている訳でもありません。
気に入らなければスルーしてくださいな。
全てのは自己責任であることをご理解ください。