GeoServerをRocky Linux 9へインストールしようと思います。
インストール自体は非常に簡単ですが、たまたま事故ったのでメモを残しておきます。
事故と言いましても、たまたま最初にインストールしようしたバージョンが上手く動かなかっただけです。
バージョンを変更すると動いたので、多分、リリースでミスっていたんでしょう。
では早速始めます。
最新版を探してダウンロード
最新版は下記のURLで探すことになります。
基本的にはこちらのサイトに置かれていると思います。
①https://sourceforge.net/projects/geoserver/files/GeoServer/
今回、上記のサイトから最新版をダウンロードしてインストールしたのですが、運悪くダメだったので、以下のサイトで確認しました。
②https://build.geoserver.org/geoserver
結論としては、以下が最新版になると思います。
③https://build.geoserver.org/geoserver/main/geoserver-main-latest-bin.zip
①はコピーが置かれているのかな?
②は本家の最新版が置かれているみたいですね。
③は最新版に紐付けされた状態が置かれている様です。
③の最新版で問題がある場合には、①や②を探して少し前のバージョンなどを探してみるのも良さそうだと感じました。
適当なディレクトリへ移動してダウンロードします。
私はこんな感じでやっています。
# mkdir /home/Packages/GeoServer
# cd /home/Packages/GeoServer
# wget https://build.geoserver.org/geoserver/main/geoserver-main-latest-bin.zip
解凍とインストール
まずはインストール先ディレクトリを作成します。
# mkdir /usr/share/geoserver
作成したディレクトリへ先ほどダウンロードしたファイルを解凍します。
# unzip -d /usr/share/geoserver/ geoserver-main-latest-bin.zip
GeoServerを動かすためのユーザを作成します。
# useradd -m -U -d /usr/share/geoserver -s /bin/false geoserver
更に、解凍したディレクトリの所有権を変更します。
# chown -R geoserver:geoserver /usr/share/geoserver
ファイアウォールとサービスの設定
GeoServerを公開するために、ファイアウォールの設定を行います。
# firewall-cmd --add-port=8080/tcp --permanent
# firewall-cmd --reload
サービスを登録します。
まず、サービスファイルを作成します。
# vi /usr/lib/systemd/system/geoserver.service
中身はこんな感じです。
# more /usr/lib/systemd/system/geoserver.service
Description=GeoServer Service
After=network.target
[Service]
Type=simple
User=geoserver
Group=geoserver
Environment="GEOSERVER_HOME=/usr/share/geoserver"
ExecStart=/usr/share/geoserver/bin/startup.sh
ExecStop=/usr/share/geoserver/bin/shutdown.sh
[Install]
WantedBy=multi-user.target
GeoServerを起動
GeoServerを起動します。
# systemctl daemon-reload
# systemctl enable --now geoserver.service
もしくは。。。
# systemctl start geoserver.service
# systemctl enable geoserver.service
こんな感じですね。
動作確認
以下のURLへアクセスしてみましょう。
http://<ドメイン>:8080/geoserver
※<ドメイン>には対象サーバのドメインを指定してください。
こんな感じの画面が表示されれば、GeoServerは正常に動作しています。

デフォルトのログインIDとパスワードは以下の通りです。
ログインID:admin
パスワード:geoserver
公開された状態だと、デフォルトのIDとパスワードは危険なので、早々に変更されると良いでしょう。
基本的なインストールは以上です。
Geo Lifeをお楽しみください。
次回は、GeoServerをVector Tileに対応させます。