前回に引き続き、監視システムとしてnagiosをインストールすることにしてみた。
ネットを検索すると、nagiosをインストールについて幾つかの記事が見つかった。
面倒なので、そこのサイト見て・・・というのも何なので、自分で入れてみたらこうなったということで、メモを残そうと思う。
nagiosのインストール方法は、大別すると2つあるようだ。
- パッケージをダウンロードしてインストールする方法
- リポジトリを利用指定インストールする方法
パッケージからインストールする方が、最新版の状態でインストール出来るでしょう。
でも、リポジトリからインストールする方が、問題が発生した際の対処が取り易そうな感じがする。
リポジトリからインストールする場合でも、パッケージが一杯ある感じがする。パッケージからインストールすると嵌りそうなので、リポジトリ様を信頼することにした。
ということで、本資料ではリポジトリからnagiosをインストールする方法について記載する。
1.インストール環境
少し古くなってしまった感がありますが、対象とするシステムは以下です。
CentOS 6.7
多分、CentOS 7でも同じだろうと安易な考えは、ご自身でご判断下さい。
クラウド上のチープな環境にインストールします。
2.インストールの前準備
事前に幾つかのパッケージや設定を行ておく必要があるらしい。
入っていると思ったのだが、取りあえず順番に前準備を進める。
GDの開発環境をインストールする。
多分、画像編集機能が必要なのでしょう。
yum install gd-devel
次に、nagiosは標準のリポジトリに含まれていないので、リポジトリを追加する。インストール対象のリポジトリは、EPELのリポジトリです。
yum install epel-release
いずれもroot権限で実施する。
EPELのリポジトリは、上記のインストールを行った状態ではデフォルトで使用できる状態になっています。
でも、リポジトリをやたらと増やすのは嫌だったので、少し設定を変更します。
以下のファイルをviで開きます。
/etc/yum.repos.d/epel.repo
[epel]
name=Extra Packages for Enterprise Linux 6 - $basearch
#baseurl=https://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/$basearch
mirrorlist=https://mirrors.fedoraproject.org/metalink?repo=epel-6&arch=$basearch
failovermethod=priority
enabled=1 <<< ここを変更 1→0 に変更する。
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-EPEL-6
これで、明示的に指定しないと、このリポジトリは利用されなくなります。
3.nagiosのインストール
先の設定で準備が整いました。
EPELリポジトリを明示的に指定してインストールを開始します。
yum --enablerepo=epel install nagios nagios-plugins-ping nagios-plugins-http nagios-plugins-smtp nagios-plugins-dig nagios-plugins-load nagios-plugins-users nagios-plugins-disk nagios-plugins-ssh nagios-plugins-swap nagios-plugins-procs
4.起動
以下のコマンドを実行し、nagiosを起動します。
service nagios start
ついでに、自動起動を設定します。
chkconfig nagios on
5.確認
取り敢えず、きちんとnagiosが起動しているか確認することにします。
ブラウザで以下のURLを指定して、nagiosが起動しているかどうかを確認します。
https://hogehoge.ne.jp/nagios/
ユーザIDとパスワードはデフォルトの状態になっているはずです。
ユーザID :nagiosadmin
パスワード :nagiosadmin