背景
QGIS 3.0がリリースされて、OSGeo4Wがインストールされていない綺麗な環境にインストールするのは、何も気にせずにインストール出来たのですが、QGIS 2.18がインストールされている環境にインストールしようとしたら、ちょっとだけ引っかかったので、記録に残します。
既に、QGIS 2.18.xがインストールされている環境を前提に進めます。
インストールを行った環境はWindows 10です。
追記:どうも、QGIS 2.18.xからだと上手く3.0.1をインストール出来たのですが、2.12からだとNGでした。そこで、私の環境設定内容を下記に貼り付けておきます。
はじめに
私は、QGIS 2.18.xを使用しており、いきなりQGIS 3.xへ更新するには抵抗がありました。使えなくなるプラグインなどがあり、仕事で使うにはちょっと困ります。
そこで、QGIS 2.18.xを残しつつ、QGIS 3.xをインストールしたいと思いました。
と言うことで、以下ではQGIS 2.18.xを残しながら、QGIS 3.xをインストールしてどちらも使用できる環境を構築します。
ただし、OSGeo4Wを使用していることを前提とします。
準備
準備と言いましても、特に何をダウンロードしてとか必要ありません。
新規でインストールされる方は、下記URLより環境に応じたインストーラをダウンロードしてください。
https://qgis.org/ja/site/forusers/download.html
OSGeo4WのSetupを起動します。
ここで、「アドバンスインストール」を選択します。
「インターネットからのインストール」で次へ
次も特に気にせず次へ
更に、次へ。
まだまだ次へ。
こいつも次へ・・・・楽々インストール?
やっと来ました!ここから本番です\(^o^)/
「Desktop」の前にある「+」ボタンをクリックして展開します。
ここでは既に3.xがインストールされた状態の画面を示していますが、上記の状態になる様に、インストール対象を選択します。
具体的には、以下の内容になります。
qgis:QGIS Desktop
qgis-dev
qgis-dev-pdb <==必要ないかも?
qgis-full
qgis-full-dev
qgis-ltr <==これは2.18を残すためです。それ以前のバージョンを使っている方は、更新されてしまいます。
qgis-ltr-full
qgis-rel-dev
qgis-rel-dev-pdb
これ以外は気にしないで大丈夫です。
上記の中にも不要なものが含まれているかも知れませんが、私の環境ではこんな感じでした。
間違って、3.0.0-4をインストールすると、上手く動作しませんでした。
これで、設定が終わりましたので、次へ進みます。
後は勝手にインストールが進みます。
!!!!!!!!!!!
ここで問題が!!!!!!!
!!!!!!!!!!!
OSGeo4WのSetupでインストールすると、qgis(Desktop)が最初は3.0.0-4しかインストール出来ません。
それが原因でQGIS 3.0を起動してもエラーで落ちる現象が確認できました。
解決方法は、再度、上記のインストール方法を繰り返すと、今度は3.0.1-1がインストール出来る様になります。
これでインストールし直すと、正常に起動出来る様になるみたいです。
Windowsメニューから両方のバージョンのQGISが起動することを確認してみてください。
一つの環境だけしか試していないので、大丈夫かな?