地図タイルを扱っていると、セキュリティ関係の方から、こんなことを言われることがある。
「大量のアクセスが発生していて、エラーがたくさん出ています。」
「攻撃されているんじゃないか?」
待て!
アクセスしている方向は、内部から外部への閲覧であり、そのエラーは外部のサーバへアクセスして、外部のサーバに存在しないファイルがたくさんあるということであり、方向が逆だろう!
と、まあこんなことです。
Web地図では、タイル配信されている場合に必要な領域だけタイル画像を作成ます。
例えば、日本の領域だけに限った地図タイルを作成した場合、日本以外の地域におけるタイル画像は存在しない為エラーが発生します。
地理院地図の西之島関係のレイヤを表示してみると、ほとんど404エラーが出っぱなしですw
プログラム上で404エラーは無視する設定を行っていますので、ブラウザで見る限りにおいてエラーは見掛け上発生していませんが、デバッガーで見てみると404エラーが大量発生しているのが解ります。
本題に戻ります。
セキュリティ担当者の勘違いも甚だしいと怒りを感じつつ、「このどド素人が!」と憤慨しても相手は遠い存在であり、面倒ですよね。
こんなこと遣りたくないんですよ。
理解してもらえる人はやらない方が良いのですが・・・・
でも、止むを得ず対策を講じなければならない時があったら、以下を参考にしてください。
画像が無いところは、透過状態な訳ですよね。
透過状態のファイルを無い時に送ってあげれば良いんですよね。
ということで、まずは透過画像を作成しました。
以下の画像を作成しました。
解らない人のために、ここからダウンロードできます。
そして、公開しているデータの存在しない番号に名前を変えてコピーしまくる・・・・・・嘘です(-_-メ)
次に、以下のファイルを作成します。
.htaccess
1 |
ErrorDocument 404 https://hogehoge.net/webmap_dir/alpha_plane.png |
webmap_dirは、実際にalpha_plane.pngを保存した場所を指定してください。
ドメインは必ず指定してください。ドメインを指定しないと、代替画像へのリダイレクトを行いますが、404エラーは発生してしまいます。
ドメインを指定すると404エラーは発生しなくなります。
この.htaccessファイルを地図タイルのあるディレクトリの最上部においてあげることで404エラーを回避することが出来ます。