CentOS 7へNVIDIAドライバをインストールする手順について記録する。
まず、NVIDIAのホームページから対象となるドライバをダウンロードする。
保存先は、パスに日本語が入らないように注意しておきましょう。FireFoxでダウンロードすると、日本語環境の場合は「ダウンロード」ディレクトリに保存されるので、適当に移動しておきます。
カーネルを再構築するので、kernel-develなどもインストールしておきます。
gccなども
必要になりますので事前のインストールが必要です。
さて、準備が整ったら順次開始します。
まず、CUIの環境へ移行します。
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systemctl set-default multi-user.target |
ここでリブートしても良いのですが、Ctrl+Alt+F2でCUIに移行して、設定を続けます。
下記のコマンドでまずはnouveauが読み込まれていることを確認しておきます。
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lsmod | grep -i nouveau |
次にカーネルの作成を行います。
既存のカーネルを別名保管します。
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# cd /boot # mv initramfs-$(uname -r).img initramfs-$(uname -r)-nouveau.img # dracut --omit-drivers nouveau initramfs-$(uname -r).img $(uname -r) |
次にnouveauドライバの読み込みが行われないようにブラックリストを作成します。
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vi /etc/modprobe.d/modprobe.conf |
内容は以下の通り。
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blacklist nouveau |
もう一つファイルを作成します。
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vi /etc/modprobe.d/nouveau_blacklist.conf |
内容は以下の通り。
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blacklist nouveau |
ここで再起動します。
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reboot |
再起動後はまだCUIの状態です。
ログインして以下のコマンドを投げます。
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lsmod | grep -i nouveau |
これでnouveau関連のドライバが表示されなければ、nouveauが入っていない状態でOSは起動されています。
このタイミングでNVIDIAのドライバをインストールします。
ランレベルを元に戻します。
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systemctl set-default graphical.target |
以下のコマンドで設定を確認します。
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systemctl get-default |
graphical.targetとなっていればOKです。
再起動してGUI画面でログインが要求されれば完了です。
幾度繰り返したことか分りませんが、毎回毎回面倒です。
yumでインストールする方法もあるので、最新版のドライバじゃなくても良いという方はそちらの方法も試してみると良いかも知れません。
でも、折角入れるんだったら最新版が良いですよねw
バグも取れているはずだし。。。というところですが、昔は違ったんです。
最新版だからと言って安定しているとは言えず、安定版をメーカーなどに確認して入れたり、それさえも分からないときは取っ替え引っ替え入れ替えて評価を繰り返しました。
その頃からすると、NVIDIAのドライバも更新すると障害が減っている傾向にあるんじゃないかと昨今は思っています。
でも、入れやすくしてくれないかねぇ〜NVIDIAさん♪