「epel」タグアーカイブ

OpenSceneGraphをLinuxへインストールする。

今回は、CentOS 7へOpenSceneGraphをインストールする手順について記載する。

ソースの取得

まず、ソースをダウンロードする。
以下のサイトから最新のソースを取得した。

https://www.openscenegraph.org/index.php/download-section/developer-releases

Stable Releaseを使用することも考えたのだが、しばらく更新がないので最新盤を入手した。

Stable Releaseを使用することも考えたのだが、しばらく更新がないので最新盤を入手した。

ダウンロードする方法は、まず適当なディレクトリへ移動して、以下のコマンドを実行する。

svn co https://svn.openscenegraph.org/osg/OpenSceneGraph/tags/OpenSceneGraph-3.5.1 OpenSceneGraph

OpenSceneGraphディレクトリ下にソースがダウンロードされるので、この後コンパイルなどを行う。

ツールの準備

gccなど基本的なツールはインストール済みであることを前提とする。
まず必要となるのが、cmakeである。
以下のコマンドを実行しcmakeをインストールする。

間違いが無いことを確認して「y」を押して次へ進む。(以降説明は省略する。)

必要なのはこれだけです。
その他に必要なライブラリ等はこの後で適宜インストールを行う。

ちょっと待った!!

OpenSceneGraphは色んなパッケージを使うため、標準のリポジトリだけではすべてをインストールすることが出来ない。
そこで、EPELリポジトリを頻繁に使うことになる。
作業に入る前にEPELリポジトリを入れておくと便利だ!

入れ方は色々とあるんだけど、長ったらしい名前は苦手なのでyumで入れちゃいましたw良いのだろうか?

これ以外と便利なんだけど、なかなか紹介さていない。

コンパイルの前準備(cmake)

OpenSceneGraphのディレクトリへ移動して、cmakeを実行する。
README.txtに基本的な手順は記載されている。

最初の方で、「not found」とか「Failed」とかいっぱい出ている。
これから、それらを取り除いていく作業を行う。

出来れば、2つ以上のコマンドライン操作が出来る状態にして、上記のコメントを観ながらインストール作業を続ける。

手始めに以下のエラーを取り除く!

コマンドラインでcurlコマンドは操作可能だと思うのだが???という時には、こんな感じで探してみると見付かる。

上の例では、curl.x86_64とlibcurl.x86_64とpython-pycurl.x86_64はインストールされている。
libcurl-devel.x86_64はまだインストールされていない。

概ねこれらのメッセージで表示さている内容は、「-devel」が付いたパッケージがインストールされていないことが多い。

いつもの様にyumでインストールを行う。

こんな感じの作業が暫く続く。。。。。

==============
2017-09-09追記:
下記URLにyumでインストールするパッケージをまとめました。
少し楽になるはずです。
https://tech.godpress.net/?p=778
==============

次は、Jasperが無いと言われているので、

コメントでは、「Jasper」となっているが、探してみると小文字だったりすることもあったり、幾度か以下のコマンドを実行して探していく。

yum list | grep -i xxxxx
(「xxxxx」には対象となるパッケージ名称を指定する。)

実際に入れたパッケージは以下の通り。

よく見ると、GDALも入っている。
GDALはEPELリポジトリが必要なので、先に説明をしていますがリポジトリの登録をお忘れなく。

GDALのインストールは、他でも使用する可能性があるので真面目にインストールすることにする。(何時もまじめじゃないのか?)
そんなことはどうでも良いんだけど、以前にGDALをCentOS 7にインストールした記録があるのでそちらを参考にする。

CentOS 7にGDALとprojを入れる。(https://tech.godpress.net/?p=569)

簡単にコマンドだけ

と、ここまでは比較的順調なのです。
ここから面倒なffmpegのインストールが待ち受けいます。。。

でどこからともなく、

こんな感じになっているので、取り敢えず全部入れちゃえ!ということで

とやってみました。

試しにcmakeを再度やってみるとこんな感じかな?

大分減りました!

しかしここで悩ましい「gta」ってなんだ?
解らない時にはyum先生に聞いてみる。

libgtaは入っているから、多分libgta-devel辺りが怪しい。

gtaが見つかったみたいだからOK!
#半ばヤケクソです!!

次ぎもSDL2とSDLが。。。
同じようにこんな感じであたりをつけます。

そんでもって要らないパッケージがインストールされることが無いようにちゅいしながら。。。だけど解らないw
と言うことで、ググって&Wiki見てみる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/SDL

なんとなく全部必要そうだから。。。。

後少し!と思っている現在。

経緯は省略して以下のコマンドをひたすらに調べつつ打ち込む!

一区切りが付いたところで、cmakeをもう一度走らせてみると。。。。

こんな感じになっている。

もう一回cmakeを実行するとこんな感じ。

ここまでが通常の手順どおりだと思います。
でも、cmakeって何度かやり直すと以前に出て行たメッセージが出力されなくなったりして、実際にすべてが準備されているかどうかが不安になります。

そこで、便利なツールのご紹介です。

ここまで真面目に読んだ方には御免なさいm(__)m
cmake-guiを使います。

インストールは至って簡単です。

これだけです。

cmake-guiを実行すると、こんな感じで見ることができます。

次回はこちらの使い方を説明します。