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Nagiosの操作方法(ちょっとだけ)

前回までにインストールを行ったNagiosですが、操作方法が解り難いです。

そこで、システム監視サービスの状態だけ簡単に説明します。

まずはインストールを行ったNagiosにログインします。
(デフォルトで、IDとパスワードはnagiosadminになっています。)

Nagiosホーム画面

アナウンスが出ていますが、気にせず(^^ゞ

トップ画面では、状態が確認出来ません。
監視状態を確認するには、左メニューから項目を選択します。

Nagiosメニュー

1.全般

1)ホーム

ログイン後のホーム画面が表示されます。

Nagiosホーム画面

2)ドキュメント

Nagiosのマニュアルなどが公開されている英語のサイトが表示されます。OSSは英語を読まないとダメですね。
ということで、説明は省略します。

2.現在の状態

1)総合監視状態

総合監視状態を表示しています。

  • ネットワーク障害
  • ホストの稼働状態
  • サービスの稼働状態
  • 監視機能の設定状態

など、全体のサマリー的な要素を含んでいます。安定して稼働状態にあるシステムで、現状を大枠で確認したい場合にはこの画面が役立つと思います。

Nagios総合監視状態画面

2)マップ

マップ画面は、ネットワーク構成図を表示しています。

どのマシンで障害が発生しているか全体を俯瞰的に確認出来ます。

Nagiosマップ画面

3)ホスト

ホスト毎の稼働状況が一覧表となって表示されます。

 

Nagiosホスト稼働状況画面

4)サービス

前ホストの監視対象項目が一覧で表示されます。

監視項目を「監視サービス」とし、その一覧をホスト毎の一覧表として表示してくれます。

Nagios全ホストのサービス一覧画面

以下、「T.B.D(未定・後で決める予定)」となっている項目については、適宜更新を予定しています。

障害の発生状況を簡単に確認するぐらいのレベルであれば、この程度で第一歩を踏み切って、詳細については触りながら確認すれば良いと思います。

5)ホストグループ

T.B.D

6)サービスグループ

T.B.D

7)障害

T.B.D

3.レポート

T.B.D

4.システム

T.B.D

nagiosの日付表示フォーマットを変更する。

nagiosの日付表示フォーマットは、以下のファイルで定義されている。
 /etc/nagios/nagios.cfg

ファイル中には以下の記載があり、変更することが出来る。

# DATE FORMAT OPTION
# This option determines how short dates are displayed. Valid options
# include:
# us (MM-DD-YYYY HH:MM:SS)
# euro (DD-MM-YYYY HH:MM:SS)
# iso8601 (YYYY-MM-DD HH:MM:SS)
# strict-iso8601 (YYYY-MM-DDTHH:MM:SS)
#

date_format=us
 ↓date_format=iso8601       <== YYYY-MM-DD HH:MM:SSにした例

変更された結果は、その内解るでしょう(^^ゞ

まだ、色々と設定をしないと解らないですね。

 

 

nagiosのIDとパスワードを変更する。【すぐに変更するのは辞めた方が良い!!】

前回までにnagiosのインストールが完了していることを前提に作業を進めます。’

まず最初に言っておきたいのが、IDとパスワードの変更です。

デフォルトで
ID      : nagiosadmin
パスワード  : nagiosadmin
となっています。

パスワードの変更は下記のファイルを参照してください。

 > more /etc/nagios/passwd

 nagiosadmin:WxdY3uo4PKyFg

なんとなく、どこかで見かけたような・・・ですね。
htpasswdで作成するBASIC認証のファイルですね。

とういうことで、作り方は以下になります。

後に解ったことですが、

  このタイミングでユーザIDを変更するのはなし!!
  監視が出来なくなってしまいます。
  ユーザIDでCGIの起動を制御している部分があるので、ユーザIDの設定変更は別途タイミングを計ってお知らせします。

 > htpasswd -c /etc/nagios/passwd username
   New password:
   Re-type new password:
   Adding password for user username

コマンドを入力すると、パスワードを聞かれますので、指示に従ってパスワードを入力するだけです。

IDとパスワードを忘れても、書き換えてしまえば大丈夫ですね。

nagiosをインストールしてみる。

前回に引き続き、監視システムとしてnagiosをインストールすることにしてみた。

ネットを検索すると、nagiosをインストールについて幾つかの記事が見つかった。

面倒なので、そこのサイト見て・・・というのも何なので、自分で入れてみたらこうなったということで、メモを残そうと思う。

nagiosのインストール方法は、大別すると2つあるようだ。

  • パッケージをダウンロードしてインストールする方法
  • リポジトリを利用指定インストールする方法

パッケージからインストールする方が、最新版の状態でインストール出来るでしょう。
でも、リポジトリからインストールする方が、問題が発生した際の対処が取り易そうな感じがする。

リポジトリからインストールする場合でも、パッケージが一杯ある感じがする。パッケージからインストールすると嵌りそうなので、リポジトリ様を信頼することにした。

ということで、本資料ではリポジトリからnagiosをインストールする方法について記載する。

1.インストール環境

少し古くなってしまった感がありますが、対象とするシステムは以下です。

CentOS 6.7

多分、CentOS 7でも同じだろうと安易な考えは、ご自身でご判断下さい。

クラウド上のチープな環境にインストールします。

2.インストールの前準備

事前に幾つかのパッケージや設定を行ておく必要があるらしい。

入っていると思ったのだが、取りあえず順番に前準備を進める。

GDの開発環境をインストールする。
多分、画像編集機能が必要なのでしょう。

yum install gd-devel

 次に、nagiosは標準のリポジトリに含まれていないので、リポジトリを追加する。インストール対象のリポジトリは、EPELのリポジトリです。

yum install epel-release

 いずれもroot権限で実施する。

EPELのリポジトリは、上記のインストールを行った状態ではデフォルトで使用できる状態になっています。

でも、リポジトリをやたらと増やすのは嫌だったので、少し設定を変更します。

以下のファイルをviで開きます。

/etc/yum.repos.d/epel.repo

[epel]
name=Extra Packages for Enterprise Linux 6 - $basearch
#baseurl=https://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/$basearch
mirrorlist=https://mirrors.fedoraproject.org/metalink?repo=epel-6&arch=$basearch
failovermethod=priority
enabled=1               <<< ここを変更 1→0 に変更する。
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-EPEL-6

これで、明示的に指定しないと、このリポジトリは利用されなくなります。

3.nagiosのインストール

先の設定で準備が整いました。
EPELリポジトリを明示的に指定してインストールを開始します。

 yum --enablerepo=epel install nagios nagios-plugins-ping nagios-plugins-http nagios-plugins-smtp nagios-plugins-dig nagios-plugins-load nagios-plugins-users nagios-plugins-disk nagios-plugins-ssh nagios-plugins-swap nagios-plugins-procs

4.起動

以下のコマンドを実行し、nagiosを起動します。

 service nagios start

ついでに、自動起動を設定します。

 chkconfig nagios on

5.確認

取り敢えず、きちんとnagiosが起動しているか確認することにします。

ブラウザで以下のURLを指定して、nagiosが起動しているかどうかを確認します。

https://hogehoge.ne.jp/nagios/

ユーザIDとパスワードはデフォルトの状態になっているはずです。

ユーザID       :nagiosadmin
パスワード    :nagiosadmin

 

システム監視ツールどうしよう?

今回は、システム監視ツールをインストールしてみようと思っている。

毎度、分野が異なっている様で、散らかした感があるが、取りあえず無視して・・・備忘録だ!と割り切ろう(^^ゞ

さてさて、本題のシステム監視ツールをまずは調べてみた。
有償・無償を探してみると、たくさんありますね(^^;
何がどうなのかよく解らない。

ということで、今回はシステム監視ツールの選定から始めようかと思う。

1.要件整理

今回の要件整理を行う。つまりゴールを決めようと思う。

最終的に実現したい機能的要件を以下に記す。

① プロセスの死活監視
② ファイルの更新監視
③障害発生時等におけるメールでの通知を行う。
④ハードウェアのリソース監視
⑤インシデントの発行・管理

 ①~④は、システム監視ツールで一般に行えるが、⑤は監視とは少しことなり、問題を管理するために必要となる。

つまり、要件整理を行うことで見えてきたのが、大きく分けて2つの分野を実現しようとしているということである。

システムの運用までを考えると、管理が必要となるということですね。

で、それらが出来るツールって???ということで、次の選定で結論を導き出します。

2.選定

1.要件整理で見えてきた「システム監視」と「システム管理」の両方を統括的に運用することは、良いのだろうか?

システムが動作しているかどうかを確認するためのツールは、監視機能で実現するわけだが、運用はユーザとの接点が発生する。

その為、監視ツールで扱う画面が表に出るような設計はあり得ない。

ということは、システム管理は別途実現する方が良くないかな?

今回求めているシステム管理は、プロジェクト管理と類似している。
であれば、プロジェクト管理で既に使っているRedMineを使いこなせばよいではないか?

まず最初の切り分けを行った結果・・・・

システム管理は、別途準備するRedMineで実現する。

連動性を持たせる意味も少ないと思われるので、RedMineについては別途機会があれば説明することにする。

さて、ここまで色々と悩んできたが、システム監視の機能だけを実現するツールを探してみた。

①nagios

②hobbit(Xymon)

③Zabbix

④hinemos

⑤JP1(商用)

⑥Tivoli(商用)

 ざっとこんな感じでしょうか?他にも色々と探せば出てきたのですが、そうじゃなくても悩みます(^^ゞ

比較サイトの様に各ツールを比較している時間的余裕も乏しいので、ほぼ偏見で・・・・

まず、ざっくりと!これだけ監視ツールがあって、使い勝手の違いはあるものの、監視機能としてはどこもそれなりに使えている訳であり、費用を掛ける必要もない!?ということで、JP1とTivoliはこの時点で却下!!

更に、IPA主導でNTTデータに作らせたhinemosですが・・・・プラグイン拡張の拡張性が乏しいことから敬遠されるケースが多い様な雰囲気。

概ねこの手のツールは、日本企業には向かないのでしょうね。
#色々言いたいことはあるものの、ここはぐっと堪えて(^^ゞ

さて、続いて・・・・

②hobbitは、車売るなら~・・・それはラビットや!?
#ちょっと疲れました(^^ゞ
取り敢えず、日本語の情報が少ないっぽいので保留。

③Zabbixは、すごく興味あります。
GUIで設定が楽っぽい。RDBMSを使用していて管理もしっかりしてる感じですね。ポイント高いです。

①nagiosは、テキストベースの設定で面倒な感じ。
でも日本語情報は豊富で、なんでも出来るらしい。

この時点で①nagiosか③Zabbixの二者択一になりました。

で、GUIの設定で楽な感じがするので、③Zabbixにしようかとも思ったのですが、テキストベースで細かな設定が可能というところが、逆にエンジニアライクな好印象。

客先の細かな要望に対応できることや、出力されるデータもテキストベースなのでいざと成ったら加工しようと思えばできるだろう!?ということで、①nagiosを選択しました。

ということで、長々となりましたが、次からはnagiosのインストールをやってみたいと思います。