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メールサーバの構築・設定(1) CentOS 6上にPostfix 多分、CentOS 7でもそんなに変わらないはず。

今更感はあるものの、まだまだ一般に普及しているクラウドサーバの多くはCentOS 6である。(2016年12月現在)
そこで、敢えてCentOS 6上にPostfixを構築する。

まずは、インストール作業から・・・・っていつもの様に簡単です

CentOSでは、標準でsendmailがインストールされている可能性があります。
sendmailの動作状況を確認します。

今回は停止する必要はなさそうです。
削除してしまっても良いのですが、取りあえず止まっていればOKということで次に進めます。
尚、停止させたい場合は、以下のコマンドを実行して下さい。

ここで、MTAについて少し触れておきます。
用語説明程度です。
MTA(Mail Transfer Agent)とは、メール転送を行うためのエージェントです。
メールを送信するための機能で、メールサーバの一部です。
さて、戻ってsendmailは停止させましたが、どのMTAを使うかシステム内で設定が必要です。
多分、sendmailが指定されたままの状態になっているのではないでしょうか?
ということで、確認してみます。
※MTA:Mail Transfer Agent

まだ、linkの項目を見るとsendmailが使用される設定になっています。

postfixを使えるように設定します。
alternativesコマンドでmtaの設定を変更します。

system-switch-mailを使用できる環境の方は、system-switch-mailコマンドで操作した方が楽だと思います。
私の環境では、system-switch-mailをインストールするのにリポジトリを変更しなければならなかったので、alternativesコマンドで代用しています。

上記の画面が表示されたら、「2」にpostfixが登録されていますので、「2」を指定します。
設定されたのかどうか判らない感じで、終わってしまいます(^^ゞ

設定状態を確認してみましょう!

3行目に表示されているlink項目がpostfixに変更になっているのが解りますね。
一応、これでpostfixになっています。

もう一つ確認方法を・・・

「+」の項目がカレントで設定されていますので、postfixになっています。
何も入力せずにEnterを押して終了しましょう。

以上で、sendmailは無効となって、Postfixが利用可能な状態になりました。

何も設定していないのに動いて大丈夫なの?と思うかも知れませんが、デフォルトのMTAを指定・設定しただけであり、Postfixが稼働し始めているわけではありません。

とは言いつつ、心配ですよね。私も本当かどうか心配です。

以下のコマンドで状態を確認してみます。

きちんと「stopped」(停止)になっていました。
stoppedになっていなかった場合には、以下のコマンドで停止させておきましょう。

動いていても、設定が整っていないので外部からのメールを処理する状態にはなっていないはずですが、設定が完了していない状態で動いてしまうと心配ですよね。

ということで、作業準備は完了したはずです。

続きは次回。。。。(近日中に更新予定)

 

メールサーバを立ち上げることにした。

今までは、プロバイダが提供するメールサーバを利用していました。
個人ではなく法人で契約して、10年以上お世話になってきました。
メールアカウントの設定もメーリングリストの作成もGUIで管理出来て問題はないのですが、幾つか課題はありました。

迷惑メールをメールクライアント(メーラー)で仕分けしていたのですが、10年以上使っていると徐々に増える迷惑メールに対応が必要になってしまいました。
ドキッとするようなタイトルの迷惑メールに思わず反応してしまいそうになったり(^^ゞ
まあ、そんなことはどうでも良いですねw

迷惑メールのフィルタリング機能は、プロバイダでも提供されており、それを使用することも検討は行っていたのですが、フィルタリングに掛かる費用がレンタルサーバの費用と同じくらいになってしまうのが納得いかず、メールのフィルタリングサーバを考えたり、UTMの導入なども検討していました。

そんなモヤモヤが続いていたのですが、仕事が忙しいのを良いことに放置プレイをしていました。

ところが最近、プロバイダ側のメールサーバに大量のスパムが投入されて、本来届くはずのメールが受信できなるという状態が何日か続き、業務にも支障を来たす始末。
あるお客さんからはメールが配信エラーになったとの連絡も入ってきました。
これでは不味いということで、プロバイダに相談したところ、他社への移行も考えて頂いて結構です的な回答。悪い意味ではなく、良心的な回答ではありました。

そこで、他のプロバイダでメールサーバを考えたりもしていたのですが、メールフィルタリングのサポートなどを調べたりするのが面倒になり、プロバイダごと変えちゃおうかとも思ったり、色々と思案した挙句に出した結論は・・・

・メールサーバを自前で建てる。
・Webサーバも自前で建てよう。(後で)

セキュリティとかバックアップとか心配だから、プロバイダにお任せにしてきたのだが、どこが良いのか悩んでるくらいなら一度建ててから、後でじっくり考えようということにしました。

ということで、CentOSのサーバ構築バイブルを片手に、もう片手にインターネットで調べながら・・・・

結論としては、以下の構成で構築したいという方針に定まりました。

・Postfix+Dovecotでサーバ構築
・GUIの管理画面を追加する。
・Webメール機能も後で追加する。
・スパム対策としてSpamassasinを入れてみよう!

これで、私が求めていた
メールサーバで迷惑メールフィルタリングが出来て、Webメールも出来る環境が整うはず。パスワードも平文ではなく暗号化出来るし、セキュリティ上も進歩するはず。
一応求めていた機能は全て満足できる。
更には、Webメール機能は後でじっくり好きなツールを搭載すればよいわけで、プロバイダが準備している使い難いツールを使う必要はない。(別にWebメールだけ別に作っても同じなんですけどねw)

ということで、次回からサーバ構築をメモる!

記載が済み次第、ここで記事へのリンクをまとめるつもりです。

 

以上

 

 

 

PostfixをCentOSへインストールする。

今回は、CentOS6.xへメールサーバを構築する。
デファクトスタンダードであるsendmailと比較して、設定が難しくないとされるPostfixを今回は導入する。

 

既にsendmailなどのメールサーバがインストーされている場合、切り替える必要がある。
切り替えには、system-switch-mailコマンドを使ってきた方もいると思いますが、CentOS 6.xに存在しない。yumでもインストール出来ませんでした。
そこで、以下の方法で変更を行います。

使い方は、またいつか(^^ゞ

途中まで書いて下書きのまま放置していたので、アップだけに留めますw