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GDAL/OGR インストール:Rocky Linux 8/9

最近、PostGIS環境作ったりすることはあったのですが、オーソドックスにGDALだけ入れたい!ということで、久しぶりにGDAL/OGRのインストールをしようと思ったら、サクッとエラーが。。。

どっかのサイトでPowerToolsリポジトリを有効にすればって書いてあったので試してみる。。。

無いって言われるし・・・
リポジトリの設定を確認してみると。。。。あるんだけど。。。
/etc/yum.repos.d/Rocky-PowerTools.repo

全部小文字ですね(^^ゞ
※下記のコマンドでPowerToolsリポジトリを有効にしても良いのですが、これからも必要そうなら、enable=1にしておくと楽だと思います。

参考にしたサイトでは、大文字使ってたんですけど。。。仕方が無いですね。
ついでに、proj-develも入れておきます。
GDALを入れると、projは入ってくれるのですがproj-develまでは入ってくれません。
今回、ちょっと必要になりそうなのでついでに入れておきました。

後は、Yesということでインストール出来ると思います。

しかし、PowerToolsを常に許可しておいた方が良さそうですね。

ちなみに、インストール確認は以下で行えます。

samba設定方法

久しぶりの投稿です。
少し解り難い設定項目があったりしていたので、自分なりのメモ程度になろうかと思いますが、sambaの設定について説明します。

環境

もう少しで使われなくなるであろうCentOS 8を対象としていますが、後継のOSでも基本的に同じだと思っています。

CentOS 8.3.2011

メモリとかストレージのサイズとかあまり気にしていません。

インストール

sambaのインストールは至って簡単です。

CentOS 6やCentOS 7の初期ではsamba-swatを使えましたが、現在は廃止されていて使うことが出来ません。
GUIでの設定方法は別の方法があるらしいのですが、あまり推奨しない方が良さそうなので、CUIで全て設定します。

この後の流れ

取り敢えず、インターネットなどに公開されておらず、クローズドな環境下で実装検証を行います。
インストールや設定の最中には、セキュリティ機能が邪魔をして何が原因か解らなくなることがありますよね。
今回は、そんな面倒なことを無視して、取り敢えずインストールして機能の確認が出来た後に、セキュリティ機能を復活させてセキュアな環境に戻してあげることとします。

今後の流れを以下に記します。
1)セキュリティ関連機能の停止
2)sambaの設定
3)動作確認
4)セキュリティ機能の復旧
この流れで作業を進めます。

1)セキュリティ関連機能の停止

sambaで実現することは、サーバ内部の一部ストレージを共有フォルダーとして使えるようにすることです。
つまりネットワーク関係のアクセスを変更しますので、firewallが影響します。
また、ファイルの書き込み時には、SELinuxも影響する可能性があります。
それでは、これらの機能を一時的に停止します。

まず、firewalldを停止させます。

これでネットワークのセキュリティが解除されます。
強引ですが、設定だけだとこれが一番楽なんですよね(^^ゞ

次に、SELinuxも一時的に停止します。

これで準備はOKです。
これらの設定は、OSを再起動すると復活します。
また、この設定をすることで、セキュリティが低下していますので、必ずセキュアなネットワーク空間で作業を行うことをお勧めします。

2)sambaの設定

sambaの設定は、以下の流れになります。

  • /etc/samba/smb.confの編集
  • デーモンの登録(サービスの登録)

ここで、今回は非常に簡単な設定を行います。
ネットワーク上の端末から誰でもID/パスワードなしでアクセス可能な共有NASの様な状態です。

それでは見て行きましょう。

最初に設定ファイルをバックアップしています。
特に必要なければ除外してください。
次にviで開きます。
smb.confの先頭あたりにある[global]セクションを最初に編集します。
下記にサンプルを記します。

今回追加した項目は、以下の項目です。

unix charset = UTF-8
 unix(Linux含む)で使用するエンコードを指定しています。
 デフォルトで設定されているので、特に設定する必要は無い様です。
 設定内容は以下のコマンドで確認することが可能です。
 実際に指定していないデフォルト設定の内容も全て表示されるので、多くの内容が記されています。
testparm -v
testparmコマンドは、編集内容のチェックを行ってくれる機能でもあります。

security = user
map to guest = Bad User

security = user と map to guest = Bad Userの組み合わせで、ログイン認証が不要になります。

log level = 2
log file = /var/log/samba/%m.log
max log size = 1024

 ログ出力の設定になります。

次に、[Share]セクションを追加します。

path
 共有フォルダーとして使用する領域を指定しています。
 対象はシンボリックリンクでも大丈夫でした。
 対象ディレクトリを/Share/Disk1としていますが、後でも先でも良いので作成します。
 パミッションは777にしておく必要があります。

writable
 書き込み許可

その他は適当に。。。

こんな感じで設定したら、デーモンを立ち上げる前に、記述内容のチェックをします。

この後、Enterを入力すると設定内容が表示されます。
この上記に記した内容が表示されていればOKですが、間違っているとその内容が表示されます。

3)動作確認

ここまででsambaの設定は完了しています。
デーモンを起動します。

OS起動時に自動起動設定する場合は以下のコマンドを入力します。

同一ネットワークに接続されているWindows PCなどからアクセスします。

Windowsの場合は、Exploreを開いて、アドレス入力欄に以下を入力します。

\\IPアドレス <==最初の\\は¥を2つです。

無事に接続出来たら、ファイルを追加したり削除して動作を確認してください。

4)セキュリティ機能の復旧

ファイアウォールを復旧します。

次に、ポートを開放します。

ファイアウォールを再読み込みして、設定を反映します。

この後、SELinuxの設定を行うのですが、一旦ここまでとします。
SELinuxの設定が面倒な場合には、Disableに設定しましょう。
設定方法は一旦割愛します。

以下で対象ディレクトリ以下に対し、SELinuxが有効でもSambaでアクセス出来る設定を行います。

と書いたのですが、ダメでした。
auditログから対処します。

※赤斜体文字がコマンドになります(#はコマンドプロンプト)

詳細は端折りますが、setseboolで上記2つの設定を行えば動くということですね(^^ゞ

これで動作確認を行って、きちんと見えました。書き込めました。

CentOS 8 にpostgreSQL 12を入れる!postGIS 3.0も入れる!やばかった~(TT)

#なんか文字フォントが変わっている気がするけど、気にしない。

さて、CentOS 8にpostgreSQL 12.xをインストールしようと思い立ちました。

インストールばっかりしているけど、きちんと使ってるんですけどね。
使った結果を出すのが面倒なんですよね。
守秘義務とかあってですねぇ(^^;

ということで、インストール手順ですが、まずはリポジトリをインストールします。

で、何を入れるの?みたいな感じになったんですよ。
本家に行けば良かったです。以下のサイトに行ってみます。

https://www.postgresql.org/download/linux/redhat/

少し下の方にある項目に必要事項を入力します。

4番目の項目にdnfのコマンドが記されているので、それをコピーして実行するだけです。
こんな素晴らしいものがあったことを知りませんでした(TT)
ありがとう!!!と感謝しながら、続けます。
まずは、リポジトリの追加を行います。

ビルトインのpostgreSQLを無効にします。

postgreSQL 12をインストールします。

続いて、サーバをインストールします。

最後に、データベースの初期化を実施し、OS起動時における自動起動の設定を行います。(後でも大丈夫)

postgreSQLのデータベース保管場所を変更します。

デフォルトのままでも良いという方は読み飛ばしてください。

データベースが肥大化すると場所の移動が面倒になりますので、予め、どこか適当な場所にパーティションを切って移動しておくと楽です。
今回は、特にパーティションの設定にまでは言及しませんでしたが、OSインストール時に決められなった場合には、後々ストレージを増設することを想定した対応を行っておくと便利です。

今回は、/data/DBの下に作ることとしました。

サービスの変更を行いましたので、デーモンの設定をリロードしておきます。

以下のコマンドを実行してデータベース環境を初期化します。

問題なければこんな感じになるはずです。

postgreSQLを起動する準備です。

それと、データベースの場所を変更していますので、以下の設定を行います。

これで、postgreSQL 12の設定は完了です。
それでは、postgreSQLを起動してみます。

設定は完了しているので、rootユーザに戻り以下のコマンドを実行します。

確認します。

Active:active(running)となっていれば、正常に動作開始していますね。

postGISのインストール

postGISをインストールします。
postgreSQLのバージョンとpostGISのバージョンには、相関関係があります。
まずは、相関関係を確認します。

下記のURLで対応状況を確認します。

https://trac.osgeo.org/postgis/wiki/UsersWikiPostgreSQLPostGIS

対応表(抜粋)

見難い人は、直接上記URLで確認してください。
postgreSQL 12に対応したpostGISは2.5以降であることが判ります。

インストール対象を確認するために、一度リストを表示させてみます。

postgis30_12.x86_64が最新の状態で使えそうです。

インストールしてみます。

エラーがズラリと表示されました。
必要なパッケージがインストールされていないと怒られています。依存関係でクリアしてくれないみたいです。

そこで、それぞれ一つ一つインストールをクリアしようと思ったのですが、全く進みません。

半ば諦めてバージョンを戻そうかと悩んだんのですが、どうもそれでも上手く行かないみたいな話がちらほら・・・
CentOS 8を諦めるかどうしようか悩んでいたのですが、クリアしました!

これでどうじゃ!

多分これで行けます!
ダメだったら、libdapとかgdal30を–enablerepo=PowerToolsを追加して実行してからインストールしてみてください。

多分、これで行けたはず!
ダメだったら泣いてくださいm(__)m

CentOS 8 インストール!pane is daed !? で嵌った人も大丈夫!!

本記事に辿り着いた方に、本記事では、CentOSのインストールそのものに関する記載を行っておりません。
CentOS 8のインストールを実施しようとして、以下で説明する事象が原因でインストールが実施出来無い人向けの案内になります。
CentOS 8のインストールそのものは、従来のCentOS 7以前で行っていた要領と変わりはありません。

VMware Workstation Pro 1.5 にCentOS 8.1911をインストールしようとしています。
ダウンロードに相当な時間を費やして、やっとダウンロードが終わり、さてインストールしようと起動したところ以下の画面で終わりました。

Pane is dead

画面下の方に「Pane is dead」と表示されて終わっています。

海外のサイトには対策が書かれているのですが、実際面倒な感じです。
たまたま見掛けた資料で、これが手っ取り速く出来そうなので試してみました。

ついでなので、インストール手順から始めます。

まずは、公式サイトからISOイメージをダウンロードしておきます。
公式サイト:https://www.centos.org/

VMwareの画面上で、「New Virtual Machine Wizard」を選択し、インストール設定を進めます。

「Typical」でも「Custom」でもどちらでも良いのですが、今回は「Typical」で作業を進めます。

次の画面では特に変更をする必要がなければ、そのままNextで次へ進みます。

先程ダウンロードしたISOイメージを起動時に使用するよう指定します。

ここでユーザ名とパスワードを聞かれるのですが、実際意味はありません。
適当な名前とパスワードを入力しておけば良いようです。
(多分、使われません)

仮想マシンを管理するための名前と、そのファイルを指定します。
ご自身の環境に合わせて記載してください。

仮想マシンに割当てるCPUコアを指定します。コアの数と同時実行のスレッド数を指定するようなイメージですね。Total processor coresが仮想CPU数と考えるとしっくりくる感じですね。

仮想マシンに割当てるメモリ容量を指定します。
最初なので、2GBを指定していますが、後で変更することが可能です。

ネットワークアダプタの設定をしています。
通常のPCだと、物理的なソケット(LANコネクタ)の数は1つだと思いますが、仮想OSが使用する場合、そのソケットをどういう風に繋ぐかを決める必要があります。
VMwareでは、仮想OSにも独自のIPアドレスを与え、且つ、外部とのインタフェースも実現しようとする場合、ブリッジ接続が良いようです。

VMwareのネットワーク設定にはいろいろとあるので、それは別途調べてみると良いでしょう。ここでは、省略します。

ストレージの接続をしてしています。
あまり気にせずに設定しました。

こちらも同様です。オススメに従いました。

仮想マシンを複数のファイルで構成するか、それとも1つのファイルで構成するかを問われています。

用途に依って違いがあると思いますが、シンプルにシングルファイルで構成することにしています。

仮想マシンのファイル名を指定しています。
適当に指定すれば良いでしょう。

最終確認です。間違いがなければ続行しましょう。

起動が開始されインストーラが起動します。

ガーーーーン!
止まってしまいました。
多分、ここを訪れる多くの方はこの問題に捕まったのではないでしょうか?
インストールなんて、インストーラ起動したら後はどうにでもなりますからね(TT)

同士の皆さん、ここからです!

本ページの最初でもお伝えしたように、「Pane is dead」と表示されて画面が固まっています。ここから先に進むことが出来ません。

この問題に引っ掛る方は、VMwareのユーザに限定される可能性が高いです。
実際、VirtualBoxや実際のマシン(Phisycal Machine)では発生していないはずです。

初期段階で設定を変更出来たのかも知れませんが、ここで一度パワーOFFをします。

Pane is dead

VMwareの画面で、「Edit virtual machine settings」を開き、設定変更を行います。

「CD/DVD」が2つ登録されていることが分かります。

この不要な「CD/DVD」が悪さを引き起こしている原因です。
こいつを削除します。

再起動してみましょう。

出ました!CentOS 8のインストーラを起動させるための画面が表示されました!!

後は、従来通りにインストールを進めるだけです。
CentOS 7以前のインストールを体験されている方であれば、何等の変更も無いように感じるでしょう。

ということで、以下省略します!

QGIS 3.xをインストールしてみた。QGIS 2.18と共存。

背景

QGIS 3.0がリリースされて、OSGeo4Wがインストールされていない綺麗な環境にインストールするのは、何も気にせずにインストール出来たのですが、QGIS 2.18がインストールされている環境にインストールしようとしたら、ちょっとだけ引っかかったので、記録に残します。

既に、QGIS 2.18.xがインストールされている環境を前提に進めます。
インストールを行った環境はWindows 10です。

追記:どうも、QGIS 2.18.xからだと上手く3.0.1をインストール出来たのですが、2.12からだとNGでした。そこで、私の環境設定内容を下記に貼り付けておきます。

QGIS2.18と3.0.1のインストールした環境設定一覧

はじめに

私は、QGIS 2.18.xを使用しており、いきなりQGIS 3.xへ更新するには抵抗がありました。使えなくなるプラグインなどがあり、仕事で使うにはちょっと困ります。
そこで、QGIS 2.18.xを残しつつ、QGIS 3.xをインストールしたいと思いました。

と言うことで、以下ではQGIS 2.18.xを残しながら、QGIS 3.xをインストールしてどちらも使用できる環境を構築します。
ただし、OSGeo4Wを使用していることを前提とします。

準備

準備と言いましても、特に何をダウンロードしてとか必要ありません。
新規でインストールされる方は、下記URLより環境に応じたインストーラをダウンロードしてください。

https://qgis.org/ja/site/forusers/download.html

 

OSGeo4WのSetupを起動します。

ここで、「アドバンスインストール」を選択します。

「インターネットからのインストール」で次へ

次も特に気にせず次へ

更に、次へ。

まだまだ次へ。

 

こいつも次へ・・・・楽々インストール?

やっと来ました!ここから本番です\(^o^)/

「Desktop」の前にある「+」ボタンをクリックして展開します。

ここでは既に3.xがインストールされた状態の画面を示していますが、上記の状態になる様に、インストール対象を選択します。

具体的には、以下の内容になります。

qgis:QGIS Desktop
qgis-dev
qgis-dev-pdb   <==必要ないかも?
qgis-full
qgis-full-dev
qgis-ltr            <==これは2.18を残すためです。それ以前のバージョンを使っている方は、更新されてしまいます。
qgis-ltr-full
qgis-rel-dev
qgis-rel-dev-pdb

これ以外は気にしないで大丈夫です。
上記の中にも不要なものが含まれているかも知れませんが、私の環境ではこんな感じでした。
間違って、3.0.0-4をインストールすると、上手く動作しませんでした。

これで、設定が終わりましたので、次へ進みます。

後は勝手にインストールが進みます。

!!!!!!!!!!!
ここで問題が!!!!!!!
!!!!!!!!!!!

OSGeo4WのSetupでインストールすると、qgis(Desktop)が最初は3.0.0-4しかインストール出来ません。
それが原因でQGIS 3.0を起動してもエラーで落ちる現象が確認できました。

解決方法は、再度、上記のインストール方法を繰り返すと、今度は3.0.1-1がインストール出来る様になります。
これでインストールし直すと、正常に起動出来る様になるみたいです。

Windowsメニューから両方のバージョンのQGISが起動することを確認してみてください。
一つの環境だけしか試していないので、大丈夫かな?

Raspberry Pi 3にCentOS 7を入れてみた時にやったこと

Raspberry Pi 3 Model Bをamazonで購入しました。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01CSFZ4JG/ref=oh_aui_detailpage_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

使える様になるまでの手順をまとめておきたいと思います。

準備

 

製品はケースに搭載された状態で送られてきます。
プライム会員だったので、夕方ぐらいに注文して翌日午前中には届きました(^^♪

必要な物を確認してみました。
①USBキーボード
②USBマウス
③HDMIケーブル
④HDMI対応ディスプレイ
⑤電源ケーブル(Micro USB Bコネクタ)
⑥電源 DC 5V 2A以上で良さそう。
2.5Aと書かれている日本語サイトもあったのですが、下記に記した公式ホームページを見る限り2Aになっていました。
ご家庭で余ったACアダプタを探せば一つぐらいは見つかるのではないかと思いますw
⑦Micro SDカード(8GB以上)
古いガラケーのMicro SDメモリを・・・と思ったのですが、容量が少なすぎました(^^ゞ

詳しくは公式ホームページを参照してみてください。
https://www.raspberrypi.org/learning/hardware-guide/

私は結局のところ⑦のMicro SDカードを購入しました。
8GBだと心許無いので16GBの製品にしました。

ディスプレイは取りあえずテレビでも大丈夫!一時的に使用するなら、パソコンのディスプレイでも良いと思います。

ハードウェアの準備はこれで終わりです。

次に準備したSDカードへOSをインストールしてあげる必要があります。
OSをインストールするには、Windows/Linux/Macなどが入ったパソコンが必要となります。
また、Micro SDカードを扱える環境が必要です。

OSとしてNOOBSやRASPBIANを用いるのが一般的なのだそうです。
でも、色々と理由がありまして、CentOSを入れることにしました。

CentOS 7をインストールしましたが、一応は正常に起動しています。
すこぶる速く起動してくれます。
小規模なWebサーバレベルであれば、十分なスペックではないかと思います。
一度評価してみようと思います。

インストール方法

CentOS 7をインストールします。

Raspberry PiにOSをインストールするには、まずパソコンなどでMicro SDメモリ(以下「SDメモリ」と称す)へOSを書き込んであげる必要があります。
SDメモリへOSを書き込むためには、「DD for Windows」というツールを使用します。
それと当然ですが、書き込むOS本体もダウンロードします。

こちらのサイトからDD for Windowsをダウンロードします。
https://www.si-linux.co.jp/techinfo/index.php?DD%20for%20Windows#s74c46f6

DD for Windows自体はインストールする必要はなく、適当なフォルダーで解凍したらそのまま使えます。ただし、管理者モードで起動する必要があります。(後でも書きますので、今はダウンロードしたファイルを適当なフォルダーへ解凍するまでにしてください。)

次に、CentOS 7の本体をダウンロードします。
こちらのサイトからダウンロードします。
https://buildlogs.centos.org/centos/7/isos/armhfp/

以下のファイルをダウンロードしました。
CentOS-Userland-7-armv7hl-Minimal-1611-test-RaspberryPi3.img.xz
(ここから直接ダウンロードすることも可能ですが、最新版が出ているかも知れませんので、サイトで確認してください。)

ダウンロードした.xzファイルは7zipを使えば簡単に解凍することが出来ます。
他の解凍ツールは試していません。

ここまで準備が出来たら、パソコンにSDメモリを差し込みます!

ここからが本番です。

DD for Windowsを右クリック→「管理者として実行」を選択し起動します。

対象ディスクとしてSDメモリを指定します。
「ファイル選択」をクリックして、先程ダウンロードしたCentOSの.imgファイルを指定します。
「ファイル選択」で表示される画面では、「*.ddi」ファイルしかデフォルトでは表示してくれない状態になっています。
「All files(*.*)」にして対象ファイルを指定してください。

後は、「書込」をクリックすればSDメモリへOSが書き込まれます。

私は、16GBと32GBのSDメモリへ実装してみたのですが、書き込むファイルサイズに対してSDメモリの容量が多いとメッセージが表示されますが構わず続行します。

書き込みが完了すると、SDメモリの空き部分をドライブと認識しようとするメッセージがWindows側で表示されますが、ドライブとは認識させずに全て「いいえ」で逃げてください。
これを「はい」で対応すると、せっかく書き込んだOSがまともに起動しない状態が発生する場合がある様です。

SDメモリをWindowsからUSBメモリを抜く手順と同じく安全に取り出して下さい。

取り出したSDメモリをraspberry Pi 3に差し込みます。

キーボードやマウス(最初は要らない)とHDMIケーブルでディスプレイを接続します。

最後にマイクロUSBで電源供給を行えば起動します。

起動した瞬間は、なんとなくごちゃごちゃしていて、ログインプロンプトが解り難いかも知れません。
「Enter」キーを押して出し直しても構いませんので、以下のIDとパスワードでログインします。

ID:root
パスワード:centos

以上でインストールが出来ました。

・・・・・・でもこれだけではまだインストールしただけです。
ネットワークもDHCPで自動割当てされる状態です。
SDメモリの空き部分が使える状態にありません。
yum updateも出来ません。
Webサーバにするなら、Apacheもインストールされていません。
Apacheインストールすると、ファイアウォールが影響して使えません。
だらだら・・・・

ということで、これらの問題解決をこれから行います。
やることがそれなりに多いので、基本的な設定方法は以下に記し、それ以外の項目は別記事で記載します。

基本設定をゴニョゴニョ

キーボード設定

キーボードの初期設定を行います。
CentOS 7を入れた状態はミニマムインストールと同じような状態にあると思われます。
キーボードの設定も十分に行われていません。
そのままでも違和感なく使えているのですが、念のため設定を行います。

こんな感じです。

ネットワーク設定

デフォルト状態では、DHCPで動的にIPアドレスが振られる設定になっています。
クライアント端末みたいな感じで使う場合には問題は無いのですが、固定IPしたいと思います。

固定IPにするには、設定ファイルを変更して・・・・というのは面倒です。
かといって、今の段階ではデスクトップ環境も入っておらず、GUIで設定することも出来ないのでは?という状況。

でも大丈夫!

nmtuiというツールを使います。
既に機能は備わっていますので、コマンドラインからnmtuiを実行します。

コマンドを実行するとこんな画面が起動します。

「接続の編集」を選択します。

既にeth0が存在します。「eth0」を選択してTABキーを使って「編集」まで移動したら、Enterを押して編集モードへ移行します。

IPv4が「自動」になっているので、「手動」に変更して編集を続けます。

「アドレス」には、xxx.xxx.xxx.xxx/24の様な形式で、IPアドレスとサブネットマスクを同時に設定します。
例えば、192.168.0.123/24と設定した場合、IPアドレス=192.168.0.123でサブネットマスクは255.255.255.0ということになります。

ゲートウェイとDNSにもアドレスを設定します。

「OK」を選択して、後は画面を見ながら終了します。

最後に設定を更新するためネットワークマネージャを以下のコマンドを実行して再起動します。

ifconfig -aコマンドなどを使用して、eth0に指定したアドレスが正しく設定されているか確認してください。

ダメだったら、一度再起動してみると良いと思います。

ここまで完了しましたら、一度外部のパソコンなどからTeraTermなどでSSHを使用した接続を行ってみると良いでしょう。
接続出来ない場合には何らかの設定に間違いがあると思います。
ネットワーク管理者などと相談して、確認を行ってみてください。
また、詳しい状況などコメント欄に記載して頂ければ、フォローできるかも知れませんので、お気軽にお声掛けください。
ただ、リアルタイムでの回答には対応しておりませんのでご了承ください。

SDメモリの拡張

ここまでの状態では、SDメモリの空き容量が使えない状態にあります。
パーティションを拡張して空いている領域も使える様にします。

実際の方法については、以下の記事に記載しましたのでそちらを参照してください。

Raspberry Pi 3SDメモリの空きを認識させる。

 

 

MantisをCentOS 7へインストールする。

Mantisのインストールは比較的に楽だということで、インストールしてみた。

最初は順調にインストール出来たのだが、データベース絡みのセキュリティに引っ掛かったために大幅に時間をロスすることとなった。

CentOS 6までならばその問題に遭遇することなくインストール出来るようです。

CentOS 6でも下記のインストール方法でインストール出来るはずですが、CentOS 7では少しだけ設定が追加になりますので、その点も記載しながらインストール方法をまとめます。

インストール準備

まずは動作環境について整理します。

対象OS:7.3.1611
Web:Apache 2.4.6
mariadb:15.1
php:5.4.16

今回は、OSのみインストール済みでした。各種パッケージは順次インストールします。

今回インストールを行ったマシンのH/W環境は以下の様な感じです。
4コア程度の安価なマシン。
メモリは16GB入れていますが、4GBとかでも十分に動くでしょう。
HDDは。。。たまたま無かったので、空いていたSSD500GBを使いましたが、基本的にそんなスペックは必要ありませんw
実際に必要な環境は調べていませんが、各々で必要に応じて調べてください。

インストール作業

これからインストール作業を開始します。

nkfを入れたりしないのであれば多分必要ないのですが、何かとデフォルトのリポジトリだけだと足りなくって、結局入れることになるのがEPELリポジトリなんですよねw

そこで、面倒なことは先に済ませておこうということで、EPELリポジトリを登録しておきます。

EPELリポジトリ

デフォルトで使うとか使わないとか・・・あるけど、取りあえず無視します。必要な人は、一通りインストールが終わった後で設定してください。

Apache

yumを使って簡単にインストールします。

いろいろと設定を行うところはありますが、Mantisを入れることが目的ですから、簡単なインストール方法だけです。
セキュリティ面など詳細な設定を行いたい方は、別途調べてください。

Apacheを起動します。

CentOS 6では、

自動起動の設定を行います。

CentOS 6では、

なんとなく、CentOS 6と7の違いがわかると思います。
これ以降はsystemctrl/service/chkconfig関連のCentOS 6および7による違いに関しては省略し、CentOS 7の設定方法のみ記載します。

nkf

文字コード変換ツールのnkfをインストールします。
どこのサイトにもMantisインストールに際し必要という記載は無かったのですが、readme.txtなどの日本語が入っているファイルでSJISが使われているところがあったのでインストールしました。
普通は使いませんが、必要になった時の為と思ってください。
要らない人は無視してください。

こちらも簡単に。。。

PHP

こちらも簡単にyumでインストールします。

ntpとwget

時間を管理するためにNTPをインストールします。
またついでになりますが、wgetをインストールします。
wgetはファイルをダウンロードする際に使用しますが、今回は直接使用しません。
Mantisが使うために必要になるみたいです。

ここで少しタイムゾーンの設定だけしておきます。

多分、Mantisをこのまま入れてしまうと、時間の設定がゴチャゴチャするのかも知れません。意外と問題ないのかも知れませんが、取り敢えず。

内容は以下です。
タイムゾーンを指定しています。

該当箇所を修正してください。

mariadb

さて、CentOS 7からMySQLがmariadbに変更となっていることは既にご承知のことと思います。

ということで、以下のコマンドを実行してみてください。

OSのインストール手順によってこの辺りの環境はことなりますが、私の環境ではmariadb-serverが不足していました。

ということで、mariadb-serverをインストールします。

続いて、mariadbを起動します。

 

データベースの作成

mantisで使用するデータベースを作成します。

※MySQLのバージョンは大丈夫ですか?バージョンが古い場合、この後の作業を進めてしまうと後で面倒なことになります。十分注意してください。

mysqlへアクセスします。

DBを作成します。

※db_userについては、適当な名称を指定してください。
※その他mantisuserやbugtrackerdbについても適当に名称変更してください。

CentOS 6では、この設定だけで基本的にDBへのアクセスが許可されるのですが、CentOS 7ではもう少し作業を行います。

 

Mantisインストール

下準備が上記までの手順で完了しました。
ここからがMantisインストールの本丸です。

下記URLへブラウザでアクセスします。

https://sourceforge.net/projects/mantisbt/

「Download」のボタンをクリックすることでダウンロードされます。

ダウンロードを適当なディレクトリへ保存します。

ダウンロードしたファイル:mantisbt-2.5.0.zip

ファイルを解凍します。

解凍して得られたディレクトリを移動します。

所有権の変更を行います。

ブラウザで以下のアドレスにアクセスします。

https://127.0.0.1/mantisbt/admin/install.php
※必ずローカルでアクセスしてください。外部からIPアドレスを指定しても上手く出来ない気がします。

 

CentOS 6であれば、これで上手く行くはずなのですが、CentOS 7ではエラーが発生します。

ブラウザ画面ではこれ以上何をやっても駄目でした。
パスワードを変更してみたりいろいろと手をつくしましたが、結局はlocalhostでアクセスを行える様にする際にパスワードをきちんと登録してあげる必要があるみたいです。
他の解決方法もあると思いますが、私はそれで解決しました。

では具体的に解決します。

ブラウザの「戻る」ボタンで戻ります。
駄目なら再読込みするなど元の画面に戻ります。

MySQLへ再度アクセスして、以下のコマンドを実行すると登録されているユーザ一覧が表示されます。

ここで注目するのは、mantisuserが2つあります。

localhostと%になっている行が2つあります。

片方は何かパスワードが設定されているようですが、もう片方の%になっている方はパスワードが設定されていません。

そこにパスワードを設定します。

****には適当なパスワードを指定してください。

同じようにlocalhost側のmantisuserにもパスワードを再設定します。

 

先程と同じようにブラウザの画面で登録を行います。

そうするとエラーが取れました。

少し画面を省略しますが、最後のところに以下の記載が確認できます。

「Continue」をクリックすると、ログイン画面が表示されます。

初期のIDとパスワードは

ID:administrator
パスワード:root

になっています。

ログインすると以下の画面が表示されます。

 

新しいIDとパスワードを設定します。

まだ、メールの設定が出来ていませんが、一応の設定を済ませます。

「更新」しますと、再度ログイン画面が表示され新しいパスワードでログインを求められます。

再度ログインを行うと以下の画面が表示されます。

 

日本語化されていない場合は、以下の設定をconfig/config_inc.phpへ追加します。

以上でMantisのインストールは完了です。

メールの設定はまた別の機会に記載します。

 

 

ノートPCへLinuxをインストールしようとして断念した。

今回は失敗談です。

GeForce 740Mを搭載したノートPCへCentOS 7をインストールして、NVIDIAのドライバを適用しようと試みました。

いくつかの方法を試みましたが、残念ながら断念することにしました。

まずは普通にCentOS 7をインストールしました。

ここでも一波乱ありましたが、CD-ROMからインストールは問題なく出来たので?その話は省略f^_^;)

最初は何も考えずにNVIDIAのドライバをインストールしました。

完全にダメでした。

NVIDIA Optimus Technologyが原因でした。

BIOSでIntel HDを無効にすることを考えるも、そんな設定は無いw

しばらく調べて、bumblebeeなるものを発見!

行けるか!?と期待したが、やはりNVIDIAのドライバはインストール出来るものの、起動時にscreenが無いと怒られる。

/etc/xorg.confを削除して、startxを起動すると画面は立ち上がるものの、nvidiaのドライバが認識されずOpenGLも使えない_| ̄|○

この問題を解決できず、最終的に断念しました。

誰か情報お持ちであれば、教えて〜と言いたいが、きっとここを見に来た人も同じ問題で躓いていることだろうと半ば諦めています。

というより、誰かが見てくれる可能性の方が少ないかなf^_^;)

CentOS 7にGDALとprojを入れる。

CentOS 7にGDALを入れます。

メンテナンス性を考えると、yumで入れたい。

ということで、EPELのリポジトリを登録してGDALをインストールする。

1)EPELリポジトリの登録

まずはyumを使ってepel-releaseのリポジトリをインストールします。

こんな感じでインストール完了!

epel-releaseリポジトリを明示的に使用する(通常は使用しないで、必要な時だけ使用する)場合は、以下の設定を行う。

この設定を行った場合には、yumのオプションに–enablerepo=epelを指定していないとEPEL-Releaseリポジトリは参照されません。

試しに、enabled=0の時と1にした時とでインストール対象が変わることを示します。

<EPEL-Releaseが参照されない(enabled=0)場合>

 

<EPEL-Releaseを参照する(enabled=1)場合>

19-23行目でprojが参照されていることを確認できます。
この状態になると、projをyumでインストールすることが出来ます。

以下では、enabled=1(明示的に指定しないで使用する)で作業を進めます。

2)projのインストール

ここまで来たら簡単です!
projをインストールします。

おしまし!。。。じゃない、まだGDAL入れてないしw

3)GDALのインストール

GDALのインストール手順を書きすれていました(^^;

こんな感じです。

出力されているコメントを見るとOGRの名前が見当たりませんが、OGRもしっかりと入っています!

試しにこんな感じで確認できます。

ということで、今度こそおしまい!

 

RedmineへBacklogs pluginを使ったかんばん機能を追加する。~その1

やっと辿り着いたRedmineへのかんばん機能追加作業。

途中、AlminiumでRedmineのインストールを試みようとして、Alminiumが数年前から更新されておらずダメだったとか・・・深夜に気が付いて寝落ちしてしまったり・・・(´Д`)

先に書いておきます。
Redmineのインストールは本家が紹介している下記のページが最も参考になります。
私も記載しましたが、こちらを参考にしています。

https://blog.redmine.jp/articles/3_2/install/centos/

ちなみに本家のインストール説明ページはこちらです。

https://redmine.jp/install/

新しいRedmineをインストールする際には、本家のインストール説明ページから進むのが最も適していると思います。

私の書いたインストールに関するページは以下になります。

Redmineをインストールする(1/3)

Redmineをインストールする(2/3)

Redmineをインストールする(3/3)

ほとんど同じです(^^ゞ

さて、今回はBacklogs Pluginを用いたかんばん機能をインストールする手順について説明します。

ServersMan@VPSをご利用の方は、以下のページをまずは確認して下さい。
serversman@vpsでgithub使おうと思ったらエラーが( ゚Д゚)

標準でDNSの設定が行われていないがために、上手くインストールすることが出来ない可能性があり、上記のページにありますように/etc/resolv.confに以下の一行を追加してあげる必要があります。

この設定は、githubを使うためにも必要ですが、インターネットに接続するためには本来必要な設定の一つになります。
契約されているサーバやプロバイダによってDNSサーバが異なる場合もありますので、適宜設定を考慮してください。

backlogsのインストール

Githubからbacklogs Pluginをダウンロードするんだよなぁ。
ということで、

多分、これで/var/lib/redmine/pluginsの下にredmine_backlogsのディレクトリが作成されているはず・・・(^^ゞ
実は、これが上手くダウンロード出来ませんでした。
その理由が、先に記載しているresolv.confが原因だったのです。
resolv.confの設定に問題がなく、且つダウンロードがダメだった場合には、以下の方法を試してみてください。

git://をhttps://に変更しただけです。
私はこのURL指定でダウンロードを確認しています。

で、プラグイン入れたんだから動くだろうと思ってブラウザで見てみたら、動いてない。。。。。
ダメっぽいので、Redmineを再起動してしまえ!とばかりに下記を設定してみた・・・

でもダメだった(^^ゞ
再度調べ直して以下のコマンドが必要ということになった。

心配なので。。。

・・・・・・エラーがなんか出てるよw

どうも、やっぱりまだおかしいのです。

backlogsプラグインのGemfileを編集する必要があるみたい。

実は、エラーに書かれている部分をコメントアウトしただけ(^^ゞ
気を取り直して、以下のコマンドを実行

更に以下をやっていましたが、必要かどうかは解りません。

/var/lib/redmineへ移動してから

もしかすると、こっちだったかも?

これで、大丈夫!

インストール出来たみたい(^^ゞ

すぐに使えるんだろう!?と思ったら、使えない・・・
設定が必要みたいw
次回初期設定を記録します。

とちょっと待った!

実は、redmineのページにこんなのが出ていました。

これを無くすのは少し時間が掛かりました。